南信州・駒ヶ根高原の高台に位置し、宝剣岳・千畳敷カールを背に、南アルプスを正面に望む、雄大な景観に抱かれし宿でございます。南アルプスから昇る朝日や、夕陽に染まるその絶景、刻々と変わる美しき山々の表情が、お部屋から存分にご覧頂けます。傍らに流れる清流・太田切川の水の音も、景色と共にお楽しみください。
フタリシズカ 学名:Chloranthus serratus センリョウ科チャラン属の多年草。和名の由来は、能楽「二人静」より、2本の花穂が静御前とその守護霊の舞姿に見立てられた、ということから。岩間にひっそりと咲くこの山野草のように、お客様のお心にそっと寄り添える宿でありたい。そんな気持ちを込めて宿名とさせて頂きました。当館の山野草庭園での見頃は5月下旬~6月上旬となっております。庭園を眺める露天風呂からも、ゆるりとご鑑賞くださいませ。
駒ケ岳の麓に湧くこの温泉は、光前寺の伝説の霊犬・早太郎にちなんで命名されました。泉質はアルカリ性単純温泉、無色透明の湯はしっとりと滑らかな肌心地です。神経痛や関節痛、慢性消化器病などに効き、美肌効果もございますので、別名「美人の湯」とも呼ばれています。
その昔、光前寺にいた大変強い山犬の早太郎。遠州府中(現在の静岡県磐田市)で人身御供になっている娘を助けるため、旅の僧侶が光前寺まで早太郎を借り受けに参り、見事に怪物・老ヒヒを退治したという逸話。光前寺の本堂の横には早太郎のお墓があり、今でも大切にまつられています。
氷河期の氷で削り取られ、すり鉢状になった地形の千畳敷カール。千の畳を敷いた広さと言われるその一帯は、高山植物の宝庫でもあります。春から夏は新緑と花の季節、秋の紅葉に冬の雪景色など、四季折々に魅せる自然美に誰もが心奪われます。当館の目の前にあるバス停よりバス、ロープウェイを乗り継いで約45分で到着いたします。
株式会社A.K(アーキテクト・ケイ) 代表取締役。数多くの旅館や商業施設、レストランのデザイン、プロデュースを手掛ける和空間建築デザイナー。
当館に於いては別邸 一花一葉の総合プロデュース、チャペルや本邸ツイン洋室、エントランスなど随所のリニューアルに携わる。